2011-07-27

「sacai」12SS

「sacai」のメンズの12SS。
メンズの展示会は初おじゃまでしたが、とっても良かったです。


キュプラを上から張り付けたボーダーシャツ&ストール。
ありがちなアイデアに見えるけど、近くで見ると魅せられる。
肌が透けそうな薄手のコットンとキュプラの光沢感の対比が良い!
紺×紺はさらに大人の色気があります。


コットン×ポリの裏毛に固(かた)加工を施したジャケット。
なんだ固いのか...と一瞬思いましたが、
蒟蒻のようなスライムのような水を含んだような不思議なさわり心地でした。

着て歩くと驚きはさらに大きく、
腕を振るたびに「ぼよょ~ん」「ぼよょ~ん」って変な音が付いてくる^^
自分が軟体動物になったような、洋服とは思えない異次元の着心地はちょっと衝撃的でした。

ボトムスもあるので、セットアップも可。
色はより着やすいグレーもあります。
来春夏は皆でぼよょん星人になりましょう。


シャンブレーと裏毛のボンディング生地のコート。
一見マッキントッシュ的な雰囲気ですが、蛍光色の裏毛がモードを主張してます。
袖がリブなのもsacaiらしい。
半袖シャツ&ショーツもあるので、変形3ピースも可能です。


嫌いな人がいなそうなMA-1型のニットジャケット。
ヘムのナイロンのはみ出し具合はthe sacai!ってかんじです。

2011-07-26

「08sircus」12SS

「08sircus」の12SS。
08sircusで新たに挑戦した軽やかで柔らかい雰囲気と
往年のKiminori Morishitaの職人的な加工技術とハードさが
絶妙の加減で融合している。
本当に素晴らしいコレクションでした。

テーマは11AWに引き続き「Workers chic」。
“無骨かつ繊細” “クラシックでありモダン” といった
相対する二面性を洋服に落とし込んでいます。


争奪戦になりそうなリバーシブルのジャケット。
壮絶に凝った作りながら、それを感じさせない軽やかな雰囲気。


縮率を細かく計算したうえで生まれるパッカリングが魅力のショップコート。
ボタンはチェンジボタンになってます。


これまでにないアイテムのヨットパーカー風のコート。
留め具のヌメ革の質感は革マニアには涎モノです。


華奢とラギッドが一体となったこのシャツも素敵!

2011-07-22

「beautiful people」12Pre Spring

「beautiful people」の12Pre Spring。
テーマは「on the street」。

70年代風のフラワープリントのジャケットは、
トラッセと言われる膨らみのある絹のジャカード生地を
下生地に使用したドレッシーな素材。
残念ながらレディースのみですが、
メンズであれば挑戦したかった。


厚手のコットンベースのざっくりとした素材感のチェスターコート。
遠目では普通のチェスターだけど、近くで見るとなんかちょっと違う。
肌寒い初春の天気の良い日に羽織りたいかんじ。


ちなみに、裏テーマもあって、それがコレ↓


あの有名なバンドのあのTシャツが、
良く見るとBPのメンバーの顔になってる!


この子は、11AWのローファー。
もうじき店頭で見れると思います。
背が高くなるシークレットローファーなんですが、
全然かくれてないし…^^

8月27日には待望の直営店を表参道にオープンするとのこと!!
ドメの直営ラッシュですね。

2011-07-19

「matofu」表参道本店


matofu」の初の直営店がオープンしました!

ここ数年、東コレで絶大なる評価を受けながら、
和の要素が強いことから、セレクトショップの品ぞろえにはまりにくく、
なかなか手にとって見られる機会が少なかったわけですが、
ようやくトータルでmatofuの世界観を堪能できる場所ができました!

場所は表参道から少し入ったこのあたり
このブランドらしい落ち着いた雰囲気の良い場所です。


店内にはmatofuの商品以外にも、
デザイナーがセレクトされた小物やコラボ商品も。
このカードケース、財布は「No, No, Yes!」とのコラボです。


ここ4年ほどショーを見ていますが、
お二人の作品から様々な日本の昔日の美意識、知恵を学ばせていただきました。
とくに、四季折々の自然の色を女房装束に反映させた「かさね色目」という概念は印象的で、
日常生活の中で現代のかさね色目を日々楽しんでます^^

2011-07-12

「Hender Scheme」11AW

Hender Scheme」の11AW。

まだ3シーズン目ですが、
ナチュラルカラーのヌメ革のエアフォースⅠで
すでにブレイクしつつありますね。
デザイナーはまだ20代なかばの柏崎亮さん。


この「manual industry」シリーズは、
工業製品と手工業製品の両極端の方法をリスペクトし、
エンダースキーマの解釈とバランスで表現したもの。
11AWは「VANS ERA」型が新たに登場します。


ヌメ革も良いけど、
おっさん的に惹かれたのが
コバにベルベットを貼ったプレーントゥ。
ブラック×豹柄、ブラック×イエローと色彩感覚はぶっ飛んでますが、
どこかシックで新しい雰囲気がある。
「Pierre Hardy」のデザートブーツを初めて見た時と同じ感覚におそわれました。


柏崎さん曰く
「フランスの靴は特に意識してない」とのことですが、
パラブーツを連想させるこの子もかわゆし。


過去を尊重しつつ全く新しい形を作る彼の感性は、
これまでの日本の靴ブランドになかったもの。
今後の活躍が楽しみです。

2011-07-06

「KLATTERMUSEN」12SS

KLATTERMUSEN」の12SS展。
1984年にスウェーデンで創業した本格的なアウトドアブランドですが、
フロントに斜めに走るジップに象徴されるディテールのセンスがいちいち素晴らしくて、
モード系山ガール&ボーイに大人気です。
街でコレ着てる人はみんな誇らしげですもんね。
モンクレールの初期のブームの頃の状況に似ている気がします。
偽物とか出てこないといいんですが...


12SSはとくに大きなトピックはありませんが、
ショーツ類が充実してます。
これまでにないビッグシルエットの「BYGGVIR SHORTS」や
オーガニックコットンとウインドストレッチを組み合わせた「DROME SHORT PANTS」とか。


ダウンは新型はなしですが、
プルオーバーっぽく見える「ATLE JACKET」が良かった。
プルオーバーは個人的に大好物なんですが、
脱いだり着たりが頻繁になる東京では不向き。
汗っかきの自分にはさらに厳しいです...


写真はありませんが、
バッグ関連も相変わらず独創的。
街で背負うにはちょっと背中の上側に位置しすぎるのが難点ですが、
山ではたぶん威力を発揮するのでしょう。
というわけで、山街両用として
PCが入る「GNA TRAVEL PACK」と
新型のウエストバッグ「FIMMAFANG 2.0」をオーダーしました。
来年3月の到着が楽しみです^^